一般皮膚科/Dermatology

当院一般皮膚科は保険診療機関として診断・診療を行なっております。


皮膚は内臓と密接な関係がある事から「身体の鏡」と言われ、皮膚のトラブルから内科疾患などが見つかる事も稀ではありません。これを専門用語でデルマドローム(内臓病変の存在を示す皮膚の症状)と言います。皮膚の異常がきっかけで来院し、皮膚科が窓口となり、隠れた内臓疾患を発見出来たり非常に幅広い診断が出来る科でもあります。

内臓全体を指し、五臓六腑と言う言葉は聞いた事があるかと思いますが、その次にくる12番目の臓器とも言われ、実は人間最大の器官であり様々な機能を持っています。外界と常に接する臓器でもあり、外的あるいは内的要因により 多種多様な疾患を引き起こします。

一般的に皮膚科と聞くと軟膏治療を思い浮かべると思いますが、当院皮膚科では普通の皮膚科を受けてなかなか治らなかった疾患をただの皮膚の問題と捉えずに内科の領域も総合的に判断をし根本的な原因の究明を重視しております。これは、皮膚疾患が体調、食生活、胃腸の問題、ストレスなど様々な要因で引き起こされている事が多々あるためです。そのような場合、軟膏治療で炎症を抑えこもうとしても、原因の根本治療にはあたらず、なかなか治らなかったり再発してしまったりと、思うような改善に到らない背景があるからです。身体の中から皮膚疾患をしっかり治療していく事が必要な時もあります。

当科では一般的な湿疹、蕁麻疹などのアレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎・かぶれ・にきび・ いぼなど皮膚疾患全般を幅広く診療しております。漢方の専門医が在籍しているため、状況に応じ漢方の処方と併用をしながら自然治癒力を高め皮膚や身体の状態を整えるカスタムメイドな治療を行なっております。皮膚のトラブルには生活環境や習慣が影響するものも多数ありますので、投薬による治療だけでなく生活習慣の改善が必ず必要となってきます。患者様の肌のトラブルから隠れた体の病気が疑われた場合は検査を行い、病気が発見された場合には治療にあたり内科の基礎疾患管理を行い、皮膚科では賄いきれない皮膚のトラブルには形成外科が手術的なアプローチを行い包括的な診療をおこなっております。必要に応じ大学病院などとの連携も積極的に図る事により患者さまの皮膚のお悩みの根本治療に繋がる診療を心がけております。

また一般皮膚科では保険診療と美容診療の相互性にも注力し、審美的観点での皮膚のお悩みの場合、当院で併設している美容形成外科と連携を図る事により、患者さまの不安を解決出来るよう心掛けております。

※一般的な皮膚疾患の診療のほか皮膚良性腫瘍や外傷といった外科的処置が必要な疾患は形成外科医が診療に当たっております。

健康なお肌のために...

CBC一般皮膚科の特徴

当院の最大の特徴は、皮膚科、外科、内科の専門医が協力し、皮膚関連の悩みや疾患に総合的なアプローチを提供している点です。通常の皮膚科とは異なり、当院では専門医の連携により、皮膚の問題に対する幅広い視点から診断や治療を行っています。皮膚科の専門知識に加えて形成外科的な介入や内科的な身体の理解が組み合わさることで、患者様の状態に最適なアプローチを見出すことが可能です。一般的な皮膚科では対症療法が多い中、当院では根本的な原因追求に努める事でトラブルの少ない綺麗な肌の実現を目指し皮膚関連の問題に対する包括的なサービスを提供し、患者様の健康と快適な生活の維持をサポートしています。

皮膚は「身体の鏡」として全身の問題を反映します。内臓に問題がある場合は、皮膚が健康になある事はありません。

慢性の皮膚疾患はステロイドや痒み止めなどの対処療法である程度のコントロールは可能なのですが、それでも限界はあります。アトピー、ニキビ、汗癬、毛孔性苔癬、蕁麻疹、掌蹠膿疱症など慢性の皮膚疾患に対して内科的な観点からも身体の調整を行い治療にあたる事が皮膚疾患において非常に重要になって来ます。
特にがんや糖尿病、胃腸炎などの基礎疾患がある場合は皮膚のトラブルが発生しやすく、合わせて管理をしないと皮膚の対処療法のみでは改善が難しい事も事実です。そのため、皮膚疾患の根本原因を探る事は非常に重要になります。患者さまに耳を傾け基礎疾患や生活習慣またストレスなど様々な要素を判断材料に治療計画を立てていきます。

皮膚は身体の大切な器官のひとつで他の臓器と切り離して考える事は出来ません。その場しのぎの処置ではなく、身体の内側からもしっかりとした根本治療を目指しております。

主な診療内容

皮膚の病気は多岐に渡ります。
患者さんのお話を頼りに診断するケースも多いので、お気軽にご相談ください。

湿疹・皮膚炎群

アトピー性皮膚炎、乳児湿疹、皮脂欠乏性皮膚炎、うっ滞性皮膚炎、慢性湿疹、接触皮膚炎など一般皮膚科で最もよく見られる疾患です。症状に応じた治療を行い、 生活習慣の改善も重要になってきます。ステロイドの外用剤が必要なことが多いので副作用などの説明もいたします。 必要に応じアレルギー検査も併せて行います。

乾癬

難治性の皮膚疾患です。外用剤でコントロールできない重症例は、免疫抑制剤全身投与などで慎重に治療します。乾癬の治療には多くの薬剤が使用され、重症度に応じ複数の薬剤を組み合わせる事となります。
途中で治療を中断してしまうと再発がしやすいので、根気強く治療し続ける事が大切です。

丹毒

丹毒や蜂窩織炎は皮膚感染症としてよくみられる疾患です。丹毒は糖尿病などをお持ちの方に出来やすく、習慣性となり再発する事があるので特に注意が必要となってきます。顔面や下腿によく見られ、炎症のためリンパ節が赤く腫れ痛みを伴う事が特徴です。熱感があり触れると強い痛みがあります。糖尿病や副腎皮質ステロイド投与者などの免疫不全で起こる事が多いので、そのような方は要注意です。

疥癬

ヒトヒゼンダニにという人間を固有宿主にする小さなダニが寄生する事による感染症です。入浴できない高齢者に生じやすく、衣類やベッドなどの寝具を介した間接的な接触でも感染します。顕微鏡やダーモスコピー検査で診断が確定します。現在では有効性の高い内服薬が治療に用いられ、しっかりと治療をすれば数ヶ月で快方へ向かいます。

尋常性疣贅(イボ)

イボも一般皮膚科ではよくみられる疾患です。治療は液体窒素による冷凍凝固術が主体ですが、炭酸ガスレーザーで対応する事もあります。
足底に生じた場合はタコや鶏眼と誤認されないよう注意が必要です。

白癬(水虫) など

水虫はありふれた疾患で、白癬菌というカビの一種が皮膚の角質層に入り込んで繁殖する事によって起こります。しっかりと対策をしないと再発を繰り返してしまったり、他者にうつしてしまったりするので、適切な治療が必要です。抗真菌薬の塗り薬と飲み薬で治療します。爪の"水虫"は難治ですが、最近内服薬で治療成績が良くなってきました。

皮膚良性腫瘍

ホクロや稗粒種なども皮膚の良性腫瘍です。悪性腫瘍(皮膚癌)かどうか心配の場合や、審美的な治療がしたい場合は相談される事をお勧めします。

褥瘡(床ずれ)

褥瘡は身体の一部が圧迫され続けることで皮膚に栄養がいきわたらず、結果として壊死し皮膚潰瘍が生じてしまった状態のことを言います。寝たきりの高齢者の方に多くみられますが、認知症や麻痺のある方も起こります。褥瘡に使える外用剤は様々なものがありますが、治療よりも日々の生活の中で予防をし発生原因を除去することが非常に大事になってきます。褥瘡は短期間で悪化する可能性もありますので出来る限り早くご相談ください。

帯状疱疹

小さな水ぶくれが発症し、神経痛を伴うことが特徴です。高齢者は帯状疱疹後神経痛を残さないよう早めの治療が重要です。原因となるウイルスは帯状疱疹治癒後も体内の神経節に潜伏感染しますので、ウイルスに対する免疫力が低下しないような健康管理も重要となります。

蕁麻疹

蕁麻疹は蚊に刺された時のような盛り上がりのある皮疹を生ずる疾患です。一過性な症状なため自然治癒をしたと勘違いされる方も多いですが再び症状が現れる場合もあるので、たとえ皮疹が消えても受診をお勧め致します。重度な蕁麻疹やアナフィラキシーショックは、皮膚以外に呼吸器症状などが現れ、緊急性が高い疾患です。また慢性蕁麻疹は早期治療が大切です。

ニキビ

ニキビの治療は、保険治療と自費の治療をうまく組み合わせる事により、なんとかうまく治す事が出来る時代になりました。基本的には保険診療をベースに治療をしていきますが、必要に応じ自費治療も組み合わせる形となっています。自費治療が必要と判断をした場合は自費診療を勧める場合もございますが、ご了承ください。

皮膚癌

皮膚に生じる悪性腫瘍です。ホクロと間違われやすい皮膚癌(メラノーマ)が良く知られているのではないでしょうか。皮膚癌は初期症状で痛みを感じる事が基本的にはありません。 放置をしておくと他臓器へ転移をし、生命に大きな影響を及ぼします。早期発見をし、外科的治療を行う事が重要です。また紫外線を避ける行動をする事も対策として大事になってきます。

皮膚は身体の見える大切な部分だからこそ
よりしっかり診させてください

CBCクリニック

F.A.Q.

よくあるご質問

健康保険証を必ずお持ちください。(その他、医療証をお持ちの方は合わせてお持ちください。)

初診時には必ず問診票を書いて頂きますので、ご自身の既往歴・現病歴、また他の医療機関で受けた健康診断の結果や現在服用中のお薬の把握をお願い申し上げます。

お薬手帳や検査記録などお手元にあれば、お持ち頂いた方が的確な診察に繋がりますのでご持参ください。

はい。クリニック前に22台の駐車場を完備しております。身体障害者用の幅の広い駐車スペースも確保していますので、お体が不自由の患者さまに至っても安心してご来院していただけます。また当院エントランス右脇に自転車の駐輪場も併設しております。

エントラス前に車が入れる雨避け屋根の設置もしておりますので、送迎された患者さまが雨に濡れるなどの負担がかからないようになっております。患者さまを送迎される運転手の方は是非ご利用ください。

はい。高崎市の特定健診などの他、企業または教育機関への入職時・入学時に行うような一般的な内容の健康診断も行っております。提出される企業や学校によって検査項目が異なる場合もありますので、健康診断内容をご確認された上で受診されることをお勧めいたします。また、乳がん健診、前立腺癌健診、胃がん健診等のがん検診も行っております。

超音波検査(エコー)、内視鏡検査も行っております。

基本院外処方となっております。処方箋はどこの調剤薬局でも対応して頂けますので患者さんのご都合の良い薬局でお薬をもらってください。
またクリニックから一番近い薬局はクリニック前の通りを挟む形で目前にありますので、患者さまの負担が少なく大変便利です。

Visa・Mastercardがご利用になれます。

※保険診療、一部の自由診療(各種検診、丸山ワクチン等)はクレジットカードのご利用が出来ませんのでご了承ください。

また電子マネーは現在導入を検討中ですので、使用が出来るようになった場合は改めてご報告させて頂きます。

当院は『かかりつけ医』として診療科目に関わらず、患者さま一人ひとりの健康や疾患のトータルケアを心がけております。誰に相談していいかわからない体の不調やお悩み、そういった不安な気持ちに寄り添える医療を目指しております。まず一度当院内科にご相談ください。

また当院での診断や治療が困難な病態の場合、速やかに連携医療機関にご紹介させて頂いております。

当院は一部予約制(美容施術、特定の保険・自費診療など)を取っておりますが、基本的には予約制ではありません。患者さまの病態や状況を考慮し、患者さまのご都合に合わせてお越し頂ける事が大切と考えております。
尚、美容施術や内視鏡、特定施術(形成外科手術等)に関しては患者さまの負担やお待ち時間がないように予約を取らせて頂いております。

平日(金曜日を除く)午前11時から受付終了の12時30分、また午後(月曜日、火曜日、木曜日)の午後4時から午後5時30分は比較的お早めにご案内させて頂ける傾向にあります。金曜日、土曜日は満遍なく混雑傾向にあります。