手遅れになってしまう前に。。。
AGA(男性型脱毛症)治療において、最も大事な事は早期治療と継続です。治療を先延ばしにしていると、症状が悪化し、最悪の場合は治療が非常に困難な状況になってしまう事も考えられます。
AGAが引き起こされる原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが体内の5aリダクターゼ(5a還元酵素)によって「DH T(ジヒトロテストステロン)」へと変化する事です。DHTは男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)と結合する事によって、前頭部や頭頂部などの髪の毛に対して、毛母細胞の分裂を抑制し、ヘアサイクルにおける成長期を極端に短くしてしまいます。ヘアサイクルは毛周期とも呼ばれ毛が生えてから抜け落ちるまでの期間で、髪は成長期→退行期→休止期→替毛期を繰り返します。正常であればこのヘアサイクルは男性の場合は4〜6年ほどと言われていますが、AGAの場合は成長期が短いと約100日程度と極端に短くなってしまい、結果成長期で毛髪が十分に育つ事なく退行期を迎え抜け落ちていってしまいます。AGAに対して何かしらの改善策を施さない限り薄毛は進行し続けます。加えて、細胞はどの細胞も必ず再生回数が限られており、一生涯に起こる毛周期の回数も増える事がないので毛周期が短くなってしまった場合はその期間を出来るだけ長くする事以外に効果的な治療方法がないと言われています。現代医学では決められた毛周期を終えてしまうとどんな治療をしても発毛することが出来ないので、AGAの治療には早期治療と継続が最も重要となってきます。
早期の治療開始が最も重要であるというものの、ご自身でヘアサイクルの異常に気付く事は難しいものです。現時点で自覚症状ない方でも、すでに発毛のサイクルに異常をきたし、気付くと薄毛がかなり進行していたというケースもあります。毛髪は日常的に目にする体の一部ですので、毎日の小さな変化に気がつかず症状を見落としてしまうのです。AGAの早期発見も含め、まずはお気軽に、医師にご相談ください。